小学生にもわかるBSとPL|100円の動きで学ぶ会社のお金

小学生にもわかるBSとPL|100円の動きで学ぶ会社のお金 お金のコツ

まずは、この2つだけ覚えよう!

BS(会社のおさいふ・持ち物メモ)= いま何を持ち、いくら返す約束があるか
PL(今日の成績表)= いくら売れて、いくら使い、いくらもうかったか

会社のお金は「2枚のノート」で考える

会社では、お金のことを一つのノートだけでは見ません。「いまの様子」と「ある期間の成績」を、別々のノートに書きます。むずかしそうな英語ですが、BSは写真、PLは動画のようなものです。

BSは、ある日の会社をパシャッと撮った写真。現金、商品、建物などの持ち物と、借りたお金やあとで払う約束がわかります。PLは、一日や一年の活動を追いかける動画。売上、費用、もうけがわかります。

100円の旅を見てみよう

ここからは、会社で起こる9つの出来事を見ていきます。図では、青が「会社のおさいふ・持ち物メモ」、オレンジが「今日の成績表」です。

1. 100円の商品が売れ、その場でお金をもらった

おさいふ・持ち物:おさいふの現金が100円ふえる 今日の成績:今日のもうけが100円ふえる

商品を渡して100円を受け取ったので、会社のお金も今日の成績もアップします。


2. 前に売った商品の代金100円を受け取った

おさいふ・持ち物:『あとでもらう券』が現金に変わる 今日の成績:今日の成績は変わらない

売れた日の成績には、もう記録ずみ。今日はお金の形が変わっただけです。


3. 売るための商品100円分を現金で仕入れた

おさいふ・持ち物:現金が100円へる 今日の成績:この図では費用が100円ふえる

元の図は、仕入れを費用として記録する例です。実際には、売れるまで商品を会社の持ち物として記録する方法もあります。


4. 商品100円分を仕入れ、代金はあとで払う

おさいふ・持ち物:『あとで払う約束』が100円ふえる 今日の成績:この図では費用が100円ふえる

今は現金を払っていません。でも、あとで払う約束が生まれました。


5. 仕入れ代金100円を現金で払った

おさいふ・持ち物:現金と『あとで払う約束』が100円ずつへる 今日の成績:今日の成績は変わらない

仕入れた日に成績へ記録ずみなので、支払う日は約束を消すだけです。


6. 仕事で使う文房具を100円で買った

おさいふ・持ち物:現金が100円へる 今日の成績:今日のもうけが100円へる

文房具を使うためのお金は費用。おさいふも成績も100円分小さくなります。

小学生にもわかる 会社のお金の動き


7. 銀行から100円借りた

おさいふ・持ち物:現金と『返す約束』が100円ずつふえる 今日の成績:今日の成績は変わらない

借りたお金は売上ではありません。お金は増えても、同じだけ返す約束があります。


8. 借りた100円を銀行へ返した

おさいふ・持ち物:現金と『返す約束』が100円ずつへる 今日の成績:今日の成績は変わらない

元金を返しただけなら費用ではありません。利息を払ったときは、その利息だけが費用です。


9. 建物の価値を100円分だけ小さく見直した

おさいふ・持ち物:建物の価値が100円へる 今日の成績:今日のもうけが100円へる

建物は長く使うので、買った年に全部を費用にせず、少しずつ費用にします。これが減価償却です。


いちばん大切な3つのルール

お金が増えても、もうけとは限らない:銀行から借りれば現金は増えますが、返す約束も増えます。

お金を払っても、その日の費用とは限らない:前に記録した買掛金を払うときは、現金と約束が減るだけです。

現金が動かなくても、費用になることがある:建物の減価償却では、お金を払わない日でも費用を記録します。

まとめ:100円を追いかけると、会社が見える

会計は、難しい計算の競争ではありません。「100円がどこから来たか」「いま何に変わったか」「今日の成績に入るか」を順番に考えるゲームです。迷ったら、まずは会社のおさいふと今日の成績表を分けて考えましょう。100円の旅が見えれば、BSとPLはぐっと身近になります。

タイトルとURLをコピーしました