Webサイト制作のステップ
順序 | ステップ | 詳細 |
1 | プランニング | サイトの目的、ターゲットユーザー、コンテンツ、デザイン、機能要件を決定する |
2 | デザイン | サイトの外観、レイアウト、色、フォント、画像などのデザインを行う |
3 | コンテンツ作成 | WEBサイトに掲載するテキスト、画像、動画、音声などのコンテンツを作成する |
4 | コーディング | デザインをもとに、HTML、CSS、JavaScriptなどを使ってWEBページのコーディングを行う |
5 | テスト | WEBサイトの動作、レイアウト、コンテンツの表示などをテストし、問題があれば修正する |
6 | ローンチ | WEBサイトを公開するために、ドメインの取得、サーバーの設定、FTPアップロードなどを行う |
7 | メンテナンス | WEBサイトの更新、バグ修正、SEO対策などを定期的に行い、サイトの品質を維持する |
1.プランニング
プランニングは、WEBサイト制作の重要なステップであり、サイトのコンセプト、ターゲット層、サイトのゴール(目標)を考慮して、サイトの目的、ターゲットユーザー、コンテンツ、デザイン、機能要件を決定する作業を行います。
まず、サイトのコンセプトについて考えます。サイトのコンセプトは、サイトが提供する価値や、どのような印象を与えたいかを明確にすることが重要です。例えば、商品を販売するECサイトの場合は、商品の品質や信頼性をアピールすることが重要です。
次に、ターゲット層について考えます。サイトを利用する主なユーザー層を明確にすることで、コンテンツやデザインを最適化することができます。例えば、子育て中のママをターゲットにしたブログサイトの場合、親子向けの情報や子育てに関するコンテンツを中心に、明るい色調のデザインを採用することが適しています。
最後に、サイトのゴール(目標)について考えます。サイトのゴールは、設定した目標に対して達成するための指標となります。例えば、オンラインショップの場合、サイトへのアクセス数や商品の購入率を目標とすることが考えられます。
以上のように、プランニングにおいては、サイトのコンセプト、ターゲット層、サイトのゴール(目標)を考慮しながら、サイトの目的、コンテンツ、デザイン、機能要件を決定していきます。これらを明確にすることで、より効果的なWEBサイトを制作することができます。
2.デザイン
デザイン案は、ウェブサイトの外観やレイアウト、配色、フォントなどを含むデザインのコンセプトを示すもので、クライアントやチームとの共有やフィードバックの収集に使用されます。
デザイン案が承認された後は、次に素材書き出しの作業が行われます。素材書き出しとは、デザイン案に基づいて、Webページに必要な各要素のグラフィックデザインを制作する作業のことです。具体的には、Webページに使用するヘッダー画像、アイコン、ボタン、テキストの装飾などをデザインします。
3.コンテンツ作成
コンテンツ作成は、ウェブサイトに掲載するテキスト、画像、動画、音声などのコンテンツを制作するプロセスです。以下に具体的なステップを詳しく説明します。
- テキストの執筆: ウェブページごとに必要なテキストを執筆します。コンテンツの目的やターゲットユーザーに合わせて、適切な言葉を選び、わかりやすく伝えるように工夫します。SEOを考慮してキーワードも適切に配置します。
- 画像の編集: ウェブサイトに使う画像を必要なサイズに編集します。PhotoshopやIllustratorなどのツールを使用して、解像度やファイルサイズを最適化し、ウェブ上での表示に適した形式(通常はJPEGやPNG)に変換します。
- アイコンのデザイン: ウェブサイトの要素として使うアイコンをデザインします。アイコンは情報を視覚的に伝える重要な要素であり、シンプルで認識しやすいデザインが求められます。
- 動画や音声の制作: ウェブサイトに動画や音声を組み込む場合、これらのコンテンツを制作します。動画の撮影や編集、音声の録音や編集などが含まれます。
- コンテンツの整理: ページごとに必要なコンテンツを整理します。文章と画像、動画などの組み合わせを考え、ユーザーが情報を簡単に理解できるように配置します。
- ユーザーエクスペリエンスの考慮: ユーザーがコンテンツをスムーズに閲覧できるように、適切な順序で情報を提供することが重要です。重要な情報を目立たせたり、クリック可能な要素を分かりやすくすることも考慮します。
- 著作権と利用許諾の確認: 使用する画像やコンテンツが著作権に違反しないか確認し、必要ならば利用許諾を取得します。著作権を尊重して合法的なコンテンツを使用することが大切です。
素材書き出し:
素材書き出しは、グラフィックデザインツール(Photoshop、Illustrator、XDなど)を使用して制作されたデザインや要素を、ウェブページに適した形式に変換する作業です。
- 画像の書き出し: デザインツールで作成された画像やアイコンを、ウェブ上で使用するための適切な解像度とフォーマットに変換します。画像の品質を保ちつつ、ファイルサイズを最適化してロード速度を向上させます。
- スライス(切り分け): デザイン全体をウェブページのセクションごとに分割し、各セクションごとに必要な画像や要素を切り出します。これによって、ウェブページを効率的に読み込むことができます。
- フォーマットの選択: 画像はJPEGやPNGなどのフォーマットで保存します。写真やイメージが主体の場合はJPEG、透明背景やシャープな要素にはPNGが適しています。
- ファイル命名と整理: 書き出された素材は適切な名前で保存し、フォルダに整理します。ファイル名をわかりやすくすることで、後で特定の素材を探しやすくなります。
4.コーディング
コーディングは、デザイナーやコンテンツのクリエイターが作成したデザインやコンテンツを、実際のウェブページとして構築するプロセスです。主なプログラミング言語として以下のものが使われます。
- HTML (HyperText Markup Language): ウェブページの構造を定義します。テキスト、画像、リンク、フォームなどの要素を配置します。
- CSS (Cascading Style Sheets): ウェブページのスタイルや外観を定義します。フォント、色、レイアウト、アニメーションなどのスタイルを適用します。
- JavaScript: ウェブページにインタラクティブな動作や機能を追加するために使用されます。例えば、ユーザーの入力に応答するフォームの検証や、動的なコンテンツの表示などがあります。
コーダーはデザインとコンテンツを基に、適切なHTML構造とCSSスタイルを作成し、必要に応じてJavaScriptを実装します。このプロセスによって、ウェブページの見た目や動作が具体化されます。
5.テスト
テストは、コーディングされたウェブサイトの動作や表示を確認するプロセスです。主なテスト項目には以下が含まれます。
- クロスブラウザテスト: ウェブサイトが異なるブラウザ(Chrome、Firefox、Safariなど)で正しく表示されるか確認します。各ブラウザごとの仕様や挙動の違いを考慮します。
- レスポンシブテスト: ウェブサイトが異なるデバイス(スマートフォン、タブレット、デスクトップ)で適切に表示されるか確認します。画面サイズに応じてレイアウトが適切に調整されることを確認します。
- 機能テスト: リンクやフォーム、アニメーションなどのウェブサイトの機能が正しく動作するか確認します。ユーザーが期待通りの操作を行えることを確認します。
テストの結果、表示の崩れや機能の不具合があれば、それを修正してウェブサイトの品質を向上させます。
6.ローンチ
ウェブサイトを公開するためのステップです。
- ドメイン取得: ウェブサイトのアドレス(ドメイン)を取得します。適切なドメイン名を選び、登録手続きを行います。
- ウェブサーバーの設定: ウェブサイトをホストするためのウェブサーバーを選定し、設定を行います。ドメインとウェブサーバーを紐づける作業も含まれます。
- ファイルのアップロード: コーディングされたファイルやコンテンツをウェブサーバーにアップロードします。これによってウェブサイトがインターネット上でアクセス可能になります。
メンテナンス: ウェブサイトの公開後も定期的なメンテナンスが必要です。
- コンテンツの更新: 新しい情報やコンテンツを追加・更新します。時事的な情報や商品情報など、常に最新の情報を提供するために重要です。
- バグ修正: ウェブサイトにバグやエラーが発生した場合、修正を行います。正しく機能しない部分を修復してユーザーエクスペリエンスを向上させます。
- セキュリティアップデート: ウェブサイトのセキュリティを維持するために、プラグインやソフトウェアのアップデートを行います。
- SEO対策: 検索エンジン最適化を行い、ウェブサイトが検索結果で表示されやすくなるようにします。
- ユーザーフィードバックの収集: ユーザーからのフィードバックを収集し、ウェブサイトの改善点を把握して実装します。
これによって、ウェブサイトの品質を維持・向上させ、ユーザーに良い体験を提供し続けます。