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プログラムとは?
プログラムは、コンピュータに何をしてほしいかを伝えるための「命令の集まり」です。これを使って、ゲームやアプリ、ウェブサイトなどを作ることができます。
プログラムを学ぶコツ
下記はPythonというプログラム言語で書かれていますが、文法や書き方はいったん無視して、なんとなくの形をまず見てみましょう。
「だんだん法則みたいなものがありそうだな」
と感じるだけでいいのです。
そこから少しずつルールを増やしていくことがプログラムを学ぶコツです。
【例1 】朝の準備
毎朝、学校に行く前にすることを考えてみましょう。
- 目を覚ます
- 顔を洗う
- 朝ごはんを食べる
- 歯を磨く
def 目を覚ます():
print("目を覚ました!")
def 顔を洗う():
print("顔を洗った!")
def 朝ごはんを食べる():
print("朝ごはんを食べた!")
def 歯を磨く():
print("歯を磨いた!")
目を覚ます()
顔を洗う()
朝ごはんを食べる()
歯を磨く()
【例2 】カレーをつくる
カレーを作る手順を考えてみましょう。
- 材料を切る
- 材料を炒める
- カレールーを入れる
def 材料を切る():
print("材料を切った!")
def 材料を炒める():
print("材料を炒めた!")
def カレールーを入れる():
print("カレールーを入れた!")
材料を切る()
材料を炒める()
カレールーを入れる()
【例3 】ゲームで遊ぶ
ゲームをする手順を考えてみましょう。
- ゲーム機を起動する
- ゲームを選ぶ
- プレイする
def ゲーム機を起動する():
print("ゲーム機を起動した!")
def ゲームを選ぶ():
return "楽しいゲーム"
def プレイする(ゲーム):
print(f"{ゲーム}をプレイしている!")
ゲーム機を起動する()
選んだゲーム = ゲームを選ぶ()
プレイする(選んだゲーム)
【例4】宿題
宿題をする手順を考えてみましょう。
- 教科書を開く
- 問題を読む
- 答えを書く
def 教科書を開く():
print("教科書を開いた!")
def 問題を読む():
return "数学の問題"
def 答えを書く(問題):
print(f"{問題}の答えを書いた!")
教科書を開く()
問題 = 問題を読む()
答えを書く(問題)
【例5】買い物
スーパーでの買い物を考えてみましょう。
- 買い物リストを作る
- 商品をカートに入れる
- レジで支払う
def 買い物リストを作る():
return ["りんご", "牛乳", "パン"]
def 商品をカートに入れる(リスト):
for 商品 in リスト:
print(f"{商品}をカートに入れた!")
def レジで支払う():
print("レジで支払った!")
リスト = 買い物リストを作る()
商品をカートに入れる(リスト)
レジで支払う()
【例6】おやつを選ぶ
おやつを選ぶ手順を考えてみましょう。
- おやつのリストを作る
- 今日の気分に合わせて選ぶ
def おやつのリストを作る():
return ["クッキー", "チョコレート", "ケーキ"]
def おやつを選ぶ(リスト, 気分):
if 気分 == "甘いものが食べたい":
return リスト[1]
else:
return リスト[0]
リスト = おやつのリストを作る()
選んだおやつ = おやつを選ぶ(リスト, "甘いものが食べたい")
print(f"今日は{選んだおやつ}を食べる!")
【例7】服の選び方
服を選ぶ手順を考えてみましょう。
- 服のリストを作る
- 今日の天気に合わせて選ぶ
def 服のリストを作る():
return ["Tシャツ", "セーター", "ジャケット"]
def 服を選ぶ(リスト, 天気):
if 天気 == "暑い":
return リスト[0]
elif 天気 == "寒い":
return リスト[1]
else:
return リスト[2]
リスト = 服のリストを作る()
選んだ服 = 服を選ぶ(リスト, "寒い")
print(f"今日は{選んだ服}を着る!")
【例8】週末の過ごし方
週末の過ごし方を選ぶ手順を考えてみましょう。
- アクティビティのリストを作る
- 天気に合わせて選ぶ
def アクティビティのリストを作る():
return ["映画を見る", "公園で遊ぶ", "読書"]
def アクティビティを選ぶ(リスト, 天気):
if 天気 == "晴れ":
return リスト[1]
else:
return リスト[0]
リスト = アクティビティのリストを作る()
選んだアクティビティ = アクティビティを選ぶ(リスト, "雨")
print(f"今日は{選んだアクティビティ}をする!")
【例9】旅行先の選び方
旅行先を選ぶ手順を考えてみましょう。
- 旅行先のリストを作る
- 予算に合わせて選ぶ
def 目を覚ます():
print("目を覚ました!")
def 顔を洗う():
print("顔を洗った!")
def 朝ごはんを食べる():
print("朝ごはんを食べた!")
def 歯を磨く():
print("歯を磨いた!")
目を覚ます()
顔を洗う()
朝ごはんを食べる()
歯を磨く()
【例10】おにごっこ
「おにごっこ」を考えてみましょう。
- おにを1人選ぶ。
- おに以外の人は逃げる。
- おには他の人を捕まえる。
- 捕まった人はおにになる。
def おにが近づいてきたら(人):
# ここではシンプルに、常にTrueを返すことにします。
# 実際のゲームでは、おにが近づいてきたかどうかの判定が必要です。
return True
おに = "たろう"
逃げる人たち = ["はなこ", "じろう", "ゆき"]
for 人 in 逃げる人たち:
if おにが近づいてきたら(人):
おに = 人
print(f"{人}が新しいおにになりました!")
このプログラムは、おにごっこのルールをシンプルにしたものです。if
というのは「もし〜ならば」という意味で、for
は「〜の中のものを一つずつ見ていく」という意味です。このように、Pythonを使ってもいくつかの命令を組み合わせて動かすことができます。
プログラムは一見難しそうに感じるかもしれませんが、上記の例からもわかるように、実は一連のルールや手順で動いています。このルールや手順を一つ一つ学んでいくことが、プログラミング初心者の成功への第一歩です。挫折しないで、少しずつそのルールを身につけていくことで、あなたも素晴らしいプログラマーになれます!