このページの内容
Pythonとは？
「Python」とは、プログラミング言語の一つです。コードがシンプルで読みやすく、ライブラリが豊富なため、データ分析や機械学習、ウェブ開発など、幅広い分野で利用されています。
【Python in Exce】】Excel上でPythonを動作させることを可能に
Microsoftは2023/8/22に「Python in Excel」がリリースされました。「Excel」の中で「Python」のコードをで利用できるようになります。Pythonコードは、クラウド(インターネット上の場所)「Microsoft Cloud」上で実行するので、ややこしい初心者の最初の挫折ポイントであるパソコンにPythonの設定るということは不要となりました。。Pythonの各種ライブラリ(みんなが使いたいものをまとめた塊みたいなもの)を持っている「Anaconda」を活用しており、グラフ作成ライブラリを使ったデータの視覚化や、機械学習ライブラリを使った機械学習や予測分析などもできる。
結論から言うと一番のメリットとして機械学習(AI)が使えるようになりました。
機械学習とは?
機械学習（きかいがくしゅう、Machine Learning）は、人工知能（AI）の一分野であり、コンピュータがデータから学習して、特定のタスクを自動的に改善する技術です。機械学習の目的は、データパターンを識別し、モデルを構築し、未知のデータに対して予測や分類を行うことです。
機械学習には主に以下の3つのタイプがあります：
- 教師あり学習（Supervised Learning）:
- 入力データとそれに対応する出力データ（ラベル）のペアを用いてモデルを学習します。
- 学習したモデルを使用して、新しい入力データに対する出力を予測します。
- 教師なし学習（Unsupervised Learning）:
- 出力データ（ラベル）が与えられていない入力データから、データの構造やパターンを学習します。
- クラスタリングや次元削減などのタスクが含まれます。
- 強化学習（Reinforcement Learning）:
- エージェントが環境と相互作用し、行動を選択することで報酬を最大化するように学習します。
- ゲームプレイやロボット制御などに利用されます。
これらの手法を用いて、機械学習モデルは画像認識、自然言語処理、予測分析、推薦システムなど、多くのアプリケーションで利用されています。
ExcelにPythonを搭載するには(2023/9月時点)
2023/9月時点ではまだpublicプレビューといった正規の形ではないので、Microsoft 365での使用を前提にMicrosoft 365 Insiderという登録が必要となります。
ただ手順はいたって簡単です。
Microsoft 365 Insider加入のステップ
①Excelを立ち上げる→[ファイル]→[アカウント]→[Microsoft 365 Insider]をクリック
②下記のチェックボックスをチェックし、
[Microsoft 365 Insiderチャンネルを選択してください]→[ベータチャンネル]を選択→[OK]
※2023年9月時点での手続きとなります。
更新されますが、一日で使えるとは限らず数日間Pythonが使えない可能性があります。
私の場合は2日間かかりました。
Python in Excelの使い方
[数式タブ]→[Pythonグループ]→[Pythonの挿入]→[Python in Excel]
一番最初はPython in Excelを試す(プレビュー)と表示されますので
プレビューを試すをクリックします。
再度[Pythonグループ]→[Pythonの挿入]→[Python in Excel]をクリックしてください。その結果、[PY]と表示されるセルが現れます。このセルが表示された状態であれば、設定が正しく行われていることが確認できます。
式を入力してCtrl+Enterで結果が表示されます。
簡単にPythonが実行されます。
もうひとつのPythonの挿入の方法
下記のように通常の状態のセルに 「=py( 」と入力すると、Pythonの挿入の状態になります。
コミット(決定すること)のショートカットはCtrl+Enterです。
