コンセプトとは
集客効果の高いWEBサイトを作る上で、目的を明確にすることがいかに重要かということが解っていただけたと思います。目的が決まれば、その目的に達するためにどのようなアプローチをするのか?ということを考えなければなりません。これがコンセプトです。
コンセプトとは日本語で「概念」「構想」という意味です。更に具体的には、「物事の全体の内容と、その内容について実現するための方法について考えをめぐらし、組み立てを行うこと」という意味になります。ここでは、「物事の全体の内容」 = 「集客効果の高いWEBサイト」を指します。
コンセプト10の事例
例1 カフェの場合
カフェのWEBサイトの目的は「新しい顧客を獲得し、リピーターを増やすこと」です。経営的なコンセプトの一つとしては、「オーガニック素材を使用した健康的なメニューを提供するカフェ」というものが考えられます。このコンセプトから、健康志向の顧客やオーガニック食材に興味を持つ顧客をターゲットとしてアピールすることができます。
例2 スポーツジムの場合
スポーツジムのWEBサイトは、健康を意識する人々やフィットネスを追求する人々をターゲットとしています。コンセプトとしては、「24時間営業で、プロのトレーナーによるパーソナルトレーニングを提供するジム」というものが考えられます。このコンセプトから、忙しいビジネスマンや深夜にトレーニングをしたい人々にアピールすることができます。
例3 古本屋の場合
古本屋のWEBサイトの目的は「古本の販売と買取客の獲得」です。経営的なコンセプトとしては、「地域で50年以上の歴史を持つ、希少な古書から日常の読み物まで幅広く取り扱う古本屋」というものが考えられます。このコンセプトから、古書愛好家や日常の読書を楽しむ顧客にアピールすることができます。
例4 エコツアー会社の場合
エコツアー会社のWEBサイトの目的は「エコツアーの参加者を増やすこと」です。コンセプトとしては、「地域の自然と文化を尊重し、持続可能な観光を提供するエコツアー会社」というものが考えられます。このコンセプトから、環境に配慮した旅行を求める顧客や地域文化に興味を持つ旅行者にアピールすることができます。
例5 手作り石鹸店の場合
手作り石鹸店のWEBサイトの目的は「オンラインでの石鹸の販売」です。コンセプトとしては、「100%天然成分を使用し、肌に優しい手作り石鹸を提供する専門店」というものが考えられます。このコンセプトから、敏感肌の人や天然成分を求める顧客にアピールすることができます。
例6 ペットホテルの場合
ペットホテルのWEBサイトの目的は「ペットの預かり予約の増加」です。コンセプトとしては、「獣医師常駐の安心・安全なペットホテルで、ペットと飼い主の両方に最高のサービスを」というものが考えられます。このコンセプトから、ペットの安全を第一に考える飼い主にアピールすることができます。
例7 農家直売所の場合
農家直売所のWEBサイトの目的は「新鮮な農産物の販売」です。コンセプトとしては、「農家から直接仕入れた、化学肥料や農薬を一切使用しない安全な農産物を提供」というものが考えられます。このコンセプトから、安全な食材を求める家庭や健康志向の顧客にアピールすることができます。
例8 自転車修理店の場合
自転車修理店のWEBサイトの目的は「修理予約の増加と新しい顧客の獲得」です。コンセプトとしては、「20年以上の経験を持つプロの技術者が、あらゆる自転車のトラブルを迅速に解決」というものが考えられます。このコンセプトから、安心して自転車を預けられる技術力をアピールし、幅広い自転車ユーザーに訴求することができます。
例9 地域の伝統工芸品店の場合
地域の伝統工芸品店のWEBサイトの目的は「工芸品の販売と伝統文化の普及」です。コンセプトとしては、「地域の職人が手間暇かけて作り上げた、一点ものの伝統工芸品を提供」というものが考えられます。このコンセプトから、伝統や手作りの価値を重視する顧客や観光客にアピールすることができます。
例10 ヨガスタジオの場合
ヨガスタジオのWEBサイトの目的は「クラスの予約増加と新メンバーの獲得」です。コンセプトとしては、「初心者から上級者まで、専門のインストラクターが指導する心と体のリフレッシュスペース」というものが考えられます。このコンセプトから、健康やリラクゼーションを求める幅広い年齢層の顧客にアピールすることができます。
5W1(+1)Hでコンセプトを決める
5W1Hと言われる「 What 」「 When 」「 Where 」「 Who 」「 Why 」「 How 」に「How much」をつけ足して5H1(+1)Hとします。※以降5W2H
WEBサイトのコンセプトを簡潔に言い表すと、「このサイトが誰に何を提供するものなのか」というものです。具体的なコンセプトを決める際には「5W2H」の法則に沿って考えると良いでしょう。
下記の順番であると
「(いつ)(どこで)(だれが)(何を)(なぜ)(どのように)(いくらで)」と
話すときと同じように伝えることができます。
- When(いつ):時期や時間に関する強み
- Where(どこで):場所に関する強み
- Who(だれが):ターゲット層
- What(何を):サイトで提供するもの
- Why(なぜ):競合他社との違い
- How(どのように):提供方法
- How much(いくらで):価格
書き方の事例
オーガニックカフェ「ABC Cafe」のWEBサイトコンセプト
1.When(いつ):時期や時間に関する強み
季節ごとに、旬の食材を取り入れたスペシャルメニューを提供。特に夏には冷たいスムージーやサラダ、冬には温かいスープやホットドリンクを強調します。
2.Where(どこで):場所に関する強み
都心の喧騒から少し離れた場所に位置し、静かな環境でリラックスできる空間を提供。アクセスマップや店内の写真をサイトで紹介します。
3.Where(どこで):場所に関する強み
都心の喧騒から少し離れた場所に位置し、静かな環境でリラックスできる空間を提供。アクセスマップや店内の写真をサイトで紹介します。
4.Who(だれが):ターゲット層
健康を意識する20代から40代の女性や、オーガニック食材に興味を持つ顧客を主なターゲットとします。
5.What(何を):サイトで提供するもの
「ABC Cafe」は、厳選されたオーガニック食材を使用した健康的なメニューを提供するカフェです。当サイトでは、そのフレッシュでヘルシーなメニューと、店内の落ち着いた雰囲気を伝えることを目指します。
6.Why(なぜ):競合他社との違い
他のカフェとは一線を画す、100%オーガニックの食材にこだわり、体に優しいメニューを提供。その独自性と品質を強調します。
7.How(どのように):提供方法
店内での食事はもちろん、テイクアウトやオンラインでの予約サービスも提供。サイト上での簡単な注文システムや、メニューの詳細を紹介します。
8.How much(いくらで):価格
価格帯はやや高めですが、その価格に見合った高品質な食材とサービスを提供。サイト上でのキャンペーンや割引情報も随時更新します。
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