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WEB制作でのターゲットとは
WEB制作をするときの
「そのサイトは誰に見せるサイトですか?」
これがターゲットになります。
ターゲットの例
- 子供向けの教育サイト:ターゲットは小学生や中学生。親も含めた家族全体を対象とすることも。
- 結婚式場の予約サイト:ターゲットは結婚を考えているカップルやその家族。
- 地域情報のポータルサイト:その地域に住む住民や、観光を考えている人々。
- プロフェッショナル向けの技術ブログ:特定の技術や業界に関心を持つ専門家や学生。
- オンラインショッピングサイト:商品を購入したいと考えている消費者、特定の趣味や興味を持つ人々。
これらの例からもわかるように、WEBサイトを制作する際には、そのサイトがどのような人々に向けて作られているのか(ターゲット)を明確にすることが非常に重要です。
ペルソナとは
ペルソナとは、ウェブ制作やマーケティング、プロダクト開発などの分野で使用される手法の一つで、特定のターゲットユーザーや顧客を具体的なキャラクターとして定義することを指します。ペルソナは、実際のデータやリサーチに基づいて作成され、そのキャラクターの背景、性格、興味、ニーズ、行動パターンなどの詳細なプロフィールが含まれます。
ペルソナを作ることで、ターゲット層のニーズや行動パターンを把握し、それに合ったWEBサイトを作り上げることができるので、より効果的なWEBサイトを作り上げることができます。
ペルソナの作り方
1.ターゲット層を決定する
まず、ターゲット層を決定します。具体的には、年齢層、性別、職業、趣味など、ターゲット層に関する情報を収集します。
2.ターゲット層の問題やニーズを洗い出す
次に、ターゲット層における問題やニーズを洗い出します。具体的には、アンケート調査やユーザーテストなどを行い、ターゲット層が抱える問題やニーズを明確にします。
3.ペルソナの作成
ターゲット層の情報をもとに、ペルソナを作成します。ペルソナは、ターゲット層の代表的な人物像を想定したもので、性別、年齢、職業、趣味などを考慮して、人物像を設定します。また、ペルソナには、その人物像が抱える問題やニーズ、行動パターン、利用するデバイスなども含めて設定します。
4.ペルソナを活用してWEBサイトを作り上げる
作成したペルソナをもとに、WEBサイトのデザインやコンテンツ、機能を設計し、ペルソナに合ったWEBサイトを作り上げます。
ペルソナの例
項目 | 詳細 |
---|---|
年齢 | 35歳 |
職業 | ITエンジニア |
家族構成 | 妻 (33歳, 専業主婦), 長男 (6歳, 小学生), 次男 (4歳, 幼稚園生) |
趣味・特技 | ドライブ, アウトドア活動, 家族との時間を大切にする |
ライフスタイル | 週末は家族との時間を重視。スーパーフライデーと土曜は家族とドライブやアウトドアを楽しむ。 |
好きなブランド・サービス | アウトドア用品のブランド, 家族向けのレジャースポット, ドライブスポット |
ニーズ | 家族で楽しめるスポット情報, 子供向けのアウトドア用品, 家族向けのイベント情報 |
チャレンジ | 仕事と家族とのバランス, 家族全員が楽しめるスポットの探索 |
性格 | 責任感が強い, 家族思い, 親しみやすい |
何に対して嬉しい | 家族が笑顔でいる時, 週末の家族の時間, 新しい家族向けのスポットやアクティビティの発見 |
何に対して悲しい | 家族との時間が取れない時, 子供たちが不機嫌な時, 予定していた家族のアクティビティが中止の時 |
ペルソナをつくることで得られるメリット
今回想定した「鈴木太郎」さんといったペルソナによりターゲットが明確化されることで、製品やサービスの設計、マーケティング戦略、コンテンツ作成がユーザー中心となり、効果的なアプローチやコミュニケーションが可能になります。これにより、ユーザーエクスペリエンスの向上やコンバージョン率の増加が期待できます。
- 具体的なユーザー像の理解: 細かい設定を持つペルソナは、ターゲットユーザーの具体的なニーズや行動、感情を理解するのに役立ちます。これにより、ユーザー中心の設計やマーケティング戦略をより効果的に策定することができます。
- 意思決定の基盤: ペルソナは、開発チームやステークホルダー間での意思決定の基盤として機能します。具体的なユーザー像を持つことで、どのような機能やコンテンツが必要か、どのようなデザインが適切かなどの判断がしやすくなります。
- 共感の促進: 細かい設定を持つペルソナは、開発チームやマーケティングチームがターゲットユーザーに共感するのを助けます。これにより、ユーザーの立場からの視点を持つことが容易になり、ユーザーエクスペリエンスの向上に繋がります。
- コミュニケーションの効率化: ペルソナを共有することで、チーム内のコミュニケーションが効率化されます。全員が同じユーザー像を持つことで、ミスコミュニケーションを減少させ、プロジェクトの進行をスムーズにします。
- マーケティング戦略の最適化: 細かい設定を持つペルソナは、ターゲットユーザーに合わせたマーケティング戦略やキャンペーンを策定するのに役立ちます。これにより、広告の効果やコンバージョン率の向上が期待できます。
- 製品やサービスの改善: ペルソナを使用してユーザーフィードバックやテストを行うことで、製品やサービスの改善点を特定しやすくなります。