1か月に一度行う「帳簿の健康診断」
毎日仕訳をしていると、少しずつ記録が増えていきます。
記録が増えるほど、ミスも見つけにくくなります。
そこで、月に一度、帳簿の状態を確認します。
このときに作るのが試算表です。
引っ越しの荷物を数えるような作業
引っ越しをするとき、トラックに積んだ段ボールが20箱なら、新居に届いた段ボールも20箱あるはずです。
19箱しかなければ、どこかに置き忘れています。
21箱あれば、知らない荷物が混ざっています。
簿記も同じです。
借方に記録した金額の合計と、貸方に記録した金額の合計は一致するはずです。
一致しなければ、転記漏れや記入ミスが疑われます。
試算表は、帳簿の荷物が全部そろっているか確認する表なのです。
数字が合っても完全に正しいとは限らない
ただし、左右の合計が一致していても、必ず正しいとは限りません。
通信費を消耗品費として記録しても、左右の金額は一致します。
500円を500円として左右とも間違えて記録した場合も一致します。
試算表は万能な探偵ではありません。
それでも、転記漏れや片側だけの記入といった大きなミスを見つけるうえで役立ちます。

