会社のお金に残された「忘れ物」を片づける作業
1年間の帳簿を付け終えたからといって、そのまま決算書を作れるとは限りません。
帳簿の中には、今年分と来年分が混ざっていることがあります。
そこで、決算書を作る前に数字を整理します。
これが決算整理です。
旅行から帰ったあとの荷物整理
旅行から帰ってきた場面を想像してください。
洗濯する服。
冷蔵庫へ戻すお土産。
捨てるゴミ。
次の旅行にも使うもの。
スーツケースを閉じたままでは、旅行は終わりません。
中身を元の場所へ戻して、初めて片づいた状態になります。
決算整理も同じです。
帳簿の中に混ざっている数字を、本来あるべき年度や項目へ戻していきます。
今年の費用と来年の費用を分ける
たとえば、12月に1年分の保険料を支払ったとします。
支払った金額すべてが、今年の費用とは限りません。
来年分の保険料も含まれています。
今年使った分だけを今年の費用にし、残りは来年へ回します。
簿記では、支払った時期だけではなく、実際にいつの売上や費用なのかを考えます。

