会社のお金を「2つの箱」に分けて記録する作業
仕訳は、簿記の中で最初につまずきやすい部分です。
借方。
貸方。
勘定科目。
言葉だけで見ると、急に専門的になります。
しかし、仕訳の基本は単純です。
会社で起きた一つの出来事を、左右2つの箱に分けて記録します。
200円の商品を現金で売った場合
商品を200円で販売し、その場で現金を受け取ったとします。
このとき会社では、2つの変化が起きています。
現金が200円増えた
売上が200円発生した
そこで、次のように記録します。
借方 貸方
現金 200円 / 売上 200円
左側が借方、右側が貸方です。
最初は、
借方=左
貸方=右
とだけ覚えても構いません。
「借りた」「貸した」という日常の意味とは、いったん切り離してください。
勘定科目は「引き出しのラベル」
現金、売上、通信費、消耗品費などの名前を、勘定科目といいます。
勘定科目は、会社のお金を整理する引き出しのラベルです。
文房具代を支払ったら「消耗品費」の引き出しへ。
電話代を支払ったら「通信費」の引き出しへ。
仕事代を受け取ったら「売上」の引き出しへ。
すべてを「お金」という一つの箱に入れてしまうと、何に使ったのか分からなくなります。
そこで、用途ごとにラベルを付けて整理します。
仕訳は一方通行ではない
仕訳では、必ず左右が同じ金額になります。
現金 200円 / 売上 200円
左が200円なら、右も200円です。
会社で何かが増えたときは、その理由や相手側にも変化があります。
現金が突然、空から降ってきたわけではありません。
売上が発生したから、現金が増えています。
仕訳とは、お金の変化と、その理由をセットで記録する方法なのです。

